製鉄ダストを再資源化へ 新日鉄エンジニアリングが中国で合弁

自動車 ビジネス 企業動向

新日鉄エンジニアリングは、中国の馬鞍山鋼鉄の関連会社の馬鋼設計研究院と、製鉄ダストの中に含まれる鉄資源と亜鉛を再資源化する設備を合弁生産することで合意した。

両社は新会社「馬鞍山中日資源再生工程技術」を中国安徽省馬鞍山市に設立し、合弁事業を展開する。

新会社は、製鉄プロセスで発生する製鉄ダスト中の鉄資源と亜鉛を再資源化する「回転炉床式ダストリサイクル設備」(RFH)を中国市場向けに製造、販売する。亜鉛などの不純物を含む製鉄ダストの一部は、製鉄所内でリサイクルできないため、鉄資源と亜鉛は廃棄していた。製鉄会社がRHF設備を導入することで、鉄資源と亜鉛をリサイクルして有効活用できる。

新会社は、新日鉄グループのRHF設備技術と、馬鋼グループが保有するRHFの操業・メンテナンスの技術、設備エンジニアリングを活用し、RHFを構成する各設備の中国国産化を進め、中国市場への普及を促進する。中国政府は、資源の有効活用に注力しており、新日鉄エンジニアリングはRHFのニーズは今後高まると判断、現地企業と合弁で事業展開を加速する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  2. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
  3. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  4. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  5. フォード『ブロンコ』が60周年、初代をオマージュした記念パッケージが登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る