【ケータイナビガイド '10】GS料金検索にも対応で高機能に磨き…いつもNAVI ケータイ版 インプレ前編

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電源ケーブルを接続して本体を設置
電源ケーブルを接続して本体を設置 全 12 枚 拡大写真

NTTドコモの主要端末にはデフォルトでゼンリンデータコムの「いつもNAVI」が地図アプリとしてインストールされている。アカウントの登録が必要だが、とりあえずケータイでカーナビアプリを使ってみようと思うと、この地図アプリ「いつもNAVI」がもっとも手っ取り早いだろう。

その「いつもNAVI」が4月からバージョンアップされ、ガソリンスタンドの料金が検索できるなどの機能が追加された。地図表示モードでの操作メニューも微妙に改良されている。バージョンアップのポイントを中心にレポートしよう。

◆ケータイカーナビを利用するに当たっての下準備

本題に入る前に、まず、携帯電話のカーナビアプリを使うにあたっての下準備について簡単に説明しておこう。

設置場所については筆者の場合、運転席インパネの右側のAピラーの脇に固定することにしたPNDでは、画面サイズからこの位置への設置は難しいが、ケータイカーナビなら小さい本体を活かして、なるべく目元、手元に設置できる。

GPSや描画処理、画面のバックライト表示をヘビーに使うカーナビアプリは、バッテリーの負担も大きいので使用中の給電は必須。シガーソケットからケータイを充電できるアダプタを入手しておくことをオススメする。

なお、念のため言っておくが、運転中のケータイ操作は厳禁。操作は停車中におこない、走行中は画面を注視せずに音声案内にしたがって運転するように心がけよう。最近のケータイナビは、廉価なPNDでは対応していない交差点名読み上げ機能もあるので、音声ガイドだけでも実用性は十分。もちろん「いつもNAVI」にも交差点読み上げ機能は備わっている。

◆「地図」メニューでは音声入力にも対応!

前置きが長くなってしまったが、「いつもNAVI」の主要機能を見ていこう。今回のレビューでは近距離での移動の他、網代港周辺に立ち寄り、ご当地のお土産(「ひもの」など海産物)を買い、熱海の後楽園ホテルで一泊し、自宅まで帰るというルートでナビ機能を試した。

アプリを起動するとTOPメニューとして、検索バーと「地図」「お店・施設」「ナビ・渋滞」「乗換案内」「便利ツール」「設定ヘルプ」といったメニュー項目が表示される。

「地図」メニューでは、現在位置の表示のほか、住所や郵便番号での地図検索によって指定場所の地図を表示させる。なんと「いつもNAVI」では「音声入力」という項目もあり、お店や施設として登録されたジャンル(コンビニ、ガソリンスタンド、ホテル、駐車場など)のキーワードをマイクにしゃべると周辺の施設を検索してくれる。例えば「××駅周辺の駐車場」などと地名などといっしょにしゃべれば、その地域の検索結果を表示してくれる。

◆注目のガソリン価格検索の使い勝手は…?

目的地の設定には、ほかにもいくつか方法がある。

まず前述の「地図」メニューから、目的地の地図を表示させ、スクロールさせながら行きたい場所を設定する方法。次に「お店・施設」メニューから店舗やスポットを指定する方法。

もうひとつは、「ナビ・渋滞」メニューから目的地を検索していく方法だ。どの方法でも、住所、電話番号、郵便番号、ジャンルからの絞り込みを使っていく。入力方法や絞り込み方法も通常のカーナビとほとんど変わらない。ボタン操作や画面サイズに慣れないと、最初は使いにくく感じるかもしれないが、筆者の場合は、慣れるのにはそれほど時間はかからなかった。検索のレスポンスも上々だ。

注目のガソリン価格検索は、ナビ中の地図画面から「周辺検索」そして「ガソリンスタンド」と選択。さらにスタンドのブランドと油種を選択してから一覧表示となる。若干階層が深いが、使いにくさはない。願わくば、もう手順がワンステップ少ないと便利に感じた。周辺検索はコンビニか、駐車場か、ガソリンスタンドのいずれかを目的地にするケースがほとんどなので、この3項目だけはワンボタンで検索できるようなメニューが理想だ。

【アプリ概要】
■アクセス
iモード:メニューリスト>生活情報【乗換/地図/交通】>地図・ナビゲーション>ゼンリン いつもNAV
Yahoo!ケータイ:メニューリスト>交通・グルメ・旅行>地図>ゼンリン・いつもNAVI
EZweb:au oneトップ>カテゴリ(メニューリスト)>地図(国内)>ゼンリン・いつもNAVI

■利用料
ドコモ:月額315円
ソフトバンク:月額210円/315円/367円
au:月額210円/315円

■公式サイト(PC)
ゼンリン いつもNAVI
http://www.zenrin-datacom.net/mobile/

《中尾真二》

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