「シボレーをシェビーと呼ぶな」…GM社内文書が波紋呼ぶ

自動車 ビジネス 企業動向
エンブレム
エンブレム 全 1 枚 拡大写真

9日、米国のメディアはGMが作った社内文書をリーク報道。その内容が、シボレーをシェビーと呼ばないように社員に求める内容だったことから、波紋を呼んでいる。

報道によると、この社内文書はGMの重役の名前で作られ、その内容は、米デトロイト本社に勤務するシボレー部門の社員に対して、「今後、シボレーブランドをシェビーではなく、正式なシボレーで呼ぶように」という通達。GMの新経営陣が、略称で呼ぶことを好ましく思っていないのが、その理由と報じられた。

シェビーというのは、古くから使われているシボレーブランドのニックネーム。米国はもちろん、世界中のシボレーファンが、親しみを込めて使う名前だ。しかし、GMは社内でこの名前を使うことを、禁止しようとしたのである。

この報道に対して、GMは10日、公式ウェブサイトに声明を出し、「世界中のシボレーファンが、親しみを込めてシェビーと呼んでくれるのをうれしく思います。我々も、シェビーというニックネームが好きです」と語った。

さらに、「現在、GMはさらなる成長を求め、グローバル規模でシボレーのマーケティング戦略の見直しを進めています。社名文書は、そのプロセスにおけるひとつのステップです」と述べた。

ユーザーだけなく、自動車メーカーの社員も自社製品に親しみを持つことは、素晴らしいこと。あまりに細かいことを規制すると、社員の士気も下がりそうな気がするが。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 軽オープンスポーツカー、2代目ダイハツ『コペン』が誕生!!
  2. ランドローバーが『ベイビーディフェンダー』発売ってほんと? これが市販デザインだ!
  3. 「さすが俺達の日産技術陣!」日産の新型EVセダン『N7』にSNS反応、「カッコ良すぎないか」などデザイン評価
  4. ヤマハの125ccスクーター『NMAX 125 Tech MAX』が世界的デザイン賞、ヤマハとしては14年連続受賞
  5. ゴミ回収箱に人が入ることは予見不能
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
  2. “走る巨大バッテリー”の実力! BEV+家電は悪天候でも快適に遊べる組み合わせだった
  3. BYDが「軽EV」の日本導入を正式発表、2026年後半に
  4. EVシフトの大減速、COP消滅の危機…2024年を振り返りこの先を考える 【池田直渡の着眼大局】
  5. 住友ゴム、タイヤ製造に水素活用…年間1000トンのCO2削減へ
ランキングをもっと見る