9日午前3時45分ごろ、三重県松阪市内の国道42号を走行中のタクシー車内で客の男が暴れ出し、危険を感じた運転者が降車した隙にクルマを奪って逃走する事件が起きた。警察は直後にタクシーを発見。44歳の男を逮捕している。
三重県警・松阪署によると、事件が起きたのは9日の午前3時45分ごろ。松阪市駅部田町(N34.33.4.9/E136.31.41.3)付近の国道42号を走行していたタクシーの車内で客の男が突然暴れ出し、前席のシートバックを蹴り上げるなどした。
56歳の男性運転手は身の危険を感じ、クルマを止めて車外へ脱出したが、客の男はこの隙に運転席へ乗り込み、そのままタクシーを発進させて逃走している。
この直後、付近をパトロールしていた同署員が蛇行するタクシーを発見。タクシーを奪った事実が判明したことから、運転していた同市内に在住する44歳の男を窃盗の現行犯で逮捕している。
逮捕された男は泥酔状態。警察では道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑でも調べを進めている。