英国のモーガンから新型グランドツアラー、エヴァGT

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エヴァGTのティーザー写真
エヴァGTのティーザー写真 全 3 枚 拡大写真

英国モーガン社は、新型グランドツアラー、『エヴァGT』のティーザーキャンペーンを開始した。8月15日に米国で開幕する「ペブルビーチ・コンクールデレガンス」において、実車を公開する予定だ。

モーガン社は、ヘンリー・フレデリック・スタンリー・モーガン氏が1906年、英国に設立。1909年に『リトルスター』という名の三輪車を開発した。これがモーガンの第1号車と歴史に刻まれている。

モーガンの名前を一躍有名にしたのが、1910年のオリンピアモーターショーで初公開した『3ホイーラー』。1936年には3ホイーラーを4輪化した『4/4』を発表する。この4/4は、軽量な木製フレームにパワフルなエンジンを載せるというブリティッシュライトウェイトスポーツカーの王道を行くもので、現在まで基本設計を変えることなく生産され続けている。

エヴァGTは、同社の最新作。2ドアクーペボディに4シーターのキャビンを持つ、グランドツアラーの提案だ。アルミ製シャシーは、2009年に同社の創業100周年を記念して発表された『エアロスーパースポーツ』がベースである。

公開されたエヴァGTのサイドビューの写真からは、エアロダイナミクスを追求した流麗なフォルムが確認できる。モーガンの伝統に従い、ボディはハンドメイドによって作り出されるという。

ロングノーズの下には、BMW製の3.0リットル直列6気筒ガソリンツインターボが収まる。最大出力は306ps、最大トルクは40.8kgmを発生。1250kgの軽量ボディとの組み合わせにより、エヴァGTは0-100km/h加速4.5秒、最高速273km/hという優れたパフォーマンスを発揮する。

エヴァGTは、8月15日に米カリフォルニア州で開幕する「ペブルビーチ・コンクールデレガンス」で正式発表。限定1000台が生産される。モーガンは価格を明らかにしていないが、すでに5000ポンド(約67万円)のデポジットと引き換えに、予約を受け付けている。

《森脇稔》

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