名作RCカー、ワーゲンオフローダーの実車版 6月20日に展示

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ニュルンベルク・トイフェア
ニュルンベルク・トイフェア 全 5 枚 拡大写真

RC(ラジオコントロール)カーなどホビー商品の製造販売を行うタミヤは、20日にRCカー専用サーキット「タミヤ掛川サーキット」で開催するイベント「タミヤバギーチャレンジイン掛川」に、RCカー『ワーゲンオフローダー』を実物の自動車サイズで再現した車両を展示する。

展示車両はドイツのレストア&カスタムショップ「BUG BOX」で働くタミヤファンのスタッフが製作した。実車のワーゲン(VW『ビートル』)とFRP製のオリジナルパーツとを組み合わせ、ボディカラーやステッカーまで再現した。

「まさに 1分の1スケールのワーゲンオフローダー。製作者の思い入れが伝わってくると共に、タミヤ製品が世界中で親しまれている事の証でもある」と、タミヤ関係者。

2010年2月にドイツで開催された世界最大規模の玩具見本市、ニュルンベルク・トイフェアのタミヤブースで展示、注目を集めた。この車両が日本にやってくる。日本国内では初公開となる。

ワーゲンオフローダーは、1979年にタミヤが発売した電動RCカー組み立てキットだ。モチーフとなった実車は、アメリカで行われる「バハ1000」などのオフロードレースで活躍した、“バハ・バグ”とも呼ばれるVW車だ。

タミヤのワーゲンオフローダーは、実車同様の車体後部にモーターを搭載した後輪駆動方式、密閉式のギヤケースやバッテリー、RC装置を収納する防塵性に優れたメカボックス、オイルダンパーとダイキャスト製サスアームによる四輪独立サスペンションなど、オフロード走行に備えたメカニズムが特長だ。

「実車の構造を再現する」という意味で、スピードを追求した現代のRCカーとは違った魅力を持つ。「電動RCバギーというジャンルを確立し、その後80年代に続くRCバギーブームの原点」とタミヤは自負する。2010年2月に復刻版として発売され、現在も販売は好調だという。

イベントは入場無料。車両展示はもちろん、RCカーのワーゲンオフローダーやレーシングバギーなど、様々なタイプのオフロードマシン(約250台がエントリー)によるRCカーレースも観戦できる。

《高木啓》

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