住友電工、正面フライスカッタを開発 自動車用エンジンを加工

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SEC-DNX/DNH/DNHSシリーズ
SEC-DNX/DNH/DNHSシリーズ 全 2 枚 拡大写真

住友電気工業は、大型で複雑な形状の自動車や船舶のエンジン部品や自動車の足回り部品、その他工作機械、産業機械などに用いられる鋳鉄や鋳鋼を高能率に加工できる、刃先交換式の正面フライスカッタを開発した。

開発したのは「SEC-DNX型」、「SEC-DNHS型」、「SEC-DNH」の3タイプで6月23日から発売する。

新製品は鋳鉄・鋳鋼の部品加工を短時間で作業できるように、四角形のチップ形状を採用、刃先角度を最適化することで深い切り込み量を実現する。テーブル送り速度を高め、業界最高水準となる最大切り込み量8ミリとし、加工時間を大幅な短縮に役立つ。

カッタボディは、チップを表裏両面とも使える「ダブルネガ」設計を採用した。専用の四角形チップは8コーナー全てを使用できるまた、刃先強度を保ちながら鋭い切れ味を持続する独自ブレーカを採用し、切削抵抗を他社の同等品と比べて15%以上低減した。このため、従来ダブルネガ設計カッタでは難しかった大切り込みが可能となり、従来品と比べて50%以上の加工能率アップが図れる。

同社では、初年度1億円、3年後に3億円の売上げを目指す。

《レスポンス編集部》

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