JFE商事は25日、タイのサミット・コーポレーションと合弁でタイ南東部ラヨーン県ヘマラート・イースタンシーボード工業団地内に、自動車対応を中心とした鋼材加工センターとなる合弁会社を設立する。
タイは日系自動車メーカーのアジアの主力工場があるため、同センターを新設して受注の拡大を図る。
新会社「スチール・アライアンス・サービス・センター」で資本金は3億8500万タイバーツ(約11億円)。JFE商事グループが70%、サミットグループが30%出資する。加工能力は月間6000tで、2011年4月から稼働開始の予定。
新会社を設立するタイ南東部は、自動車メーカーや部品メーカーなど、自動車関連産業が集積しており、今後、需要の拡大が見込まれる。JFE商事は需要を確実に取り込むため、自動車対応を中心とした加工センターを設立する。
JFE商事の海外拠点はタイで2か所目、グローバルでは14か所目となる。