ラーメンや焼きそばはない! 星の王子さまPA

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PA全体が南仏プロバンスの雰囲気
PA全体が南仏プロバンスの雰囲気 全 5 枚 拡大写真

関越道上り線の寄居パーキングエリア(=PA埼玉県深谷市)の「寄居 星の王子さまPA」が30日、オープンした。

午前中のオープニングには、駐日フランス大使代理として訪れたフレデリック・メイエールフランス観光開発機構在日代表やサン・テグジュペリの権利継承者のオリビエ・ダゲイ氏が参加。テープカットが行われた。

「寄居 星の王子さまPA」は、PA全体をフランスの作家サン・テグジュペリとその著書『星の王子さま』の雰囲気でまとめた日本初のテーマPAだ。

石積みの壁やプロバンス瓦の施設は、作者の故郷南仏プロバンスの雰囲気。シンボルの塔には「Le Petit Prince(星の王子さま)」の下に、『星の王子さま』から抜き出した名文「大人はだれも始めは子供だった。しかしそのこと忘れずにいる大人はいくらもいない」がフランス語で記されている。

物語から抜き取られた言葉は、ショップだけでなく、トイレや階段などいたるところに描かれている。

商業施設だけでなく、その横に作られた庭も見事だ。これからの季節、レストランやショップの脇のローズ・ガーデンに咲き誇るバラの花も運転の疲れを癒してくれる。

著書から名付けられたバラ「サン・テグジュペリ」や「夜間飛行」のほか、石塀にツルバラが植え込まれる。また、散策の小道には、カレックス、ローズマリー、ハリマツモドキ、ラベンダー、ブドウなどの樹木もあり、他のPAにはない西洋の庭が作られている。

このPAには、高速道路では定番のラーメンや焼きそばはない。その代わりほかのPAにはない、焼きたてのバゲットやバゲット・サンドイッチを売るパン屋「シュブー・トゥ・ドレ」(金色の髪)と、オムライス専門店「シャセー・レ・プル」(鶏を捕まえて!)がある。そんな料理のほうが、この庭やテラス席で食べるにはふさわしいPAなのだ。

《中島みなみ》

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