[BASFカラートレンド予測]Be Sympathetic 共感的であれ

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ドイツに本拠地があるBASFの100%出資の子会社であるBASFコーティングスジャパンは2010年のアジア・パシフィックでの自動車カラートレンド予測を発表した。今から2〜3年後の製品化を想定してのトレンド予測とカラー提案である。

2010年のテーマは“Be”。カラーデザインセンターアジア・パシフィックグループマネージャーチーフデザイナーの松原千春さんは、「景気低迷の中ですが、少しずつ生活者の行動が前向きになってきており、また、モノづくりの立場からもその行動を応援したい」と採用理由を語る。

そして、“Be”という大きなテーマのもとに4つの小テーマを設けた。全て“Be”という動詞を付けて、“Be Sympathetic”、“Be Eternal”、“Be Passionate”、“Be Edgy”とした。

小テーマのひとつである“Be Sympathetic”には“共感的であれ”というメッセージを込めている。松原さんは「例えば、誰かが活動しているのを見て心を打たれ、ぜひそれに参加したいと行動を起こす。もしくは、商品を買う時にその企業の姿勢やその商品のコンセプトに共感してものを買う。このように、『共感』がすごく大事なエネルギー源となり、行動のきっかけになってきています」という。

そして、そこにはここ数年続いている環境配慮やアップデートされたエコなどのトレンドも入っているという。

「環境配慮のトレンドも少しずつ形を変えており、環境配慮からさらに他人への共感といった幅広い意味や、社会貢献へと発展していくと思います。日頃の生活の中で自分にできることは何かというようなレベルでの一般の方たちが参加する、そういったトレンドを背景として、優しく寛大な心をイメージして誰が見ても心地よく感じられるようなカラー、幸せを感じるような柔らかいカラーというところをテーマにしています」

このグループでは赤味のブルーからブルーグリーンの色域が重要とした。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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