【新聞ウォッチ】レクサス LS460、エンジン停止のおそれ---反転攻勢のトヨタに暗雲

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LS460L
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2010年7月1日付

●胸張って岡田ジャパン、南アにお別れきょう帰国(読売・1面)

●日米車メーカー提携、真の狙いは? テスラ上場で資金力、トヨタ雇用で信頼維持(読売・8面)

●中国の模倣車対策に本腰、日中業界、研究会設立へ(読売・8面)

●株、今年最安値、欧米景気に不安感(読売・9面)

●高額目立つ外国人・創業者、報酬1億円以上280人、「業績に見合うか」評価必要(朝日・10面)

●日航、債務超過9500億円、公的資金増額を検討(朝日・11面)

●デンソー114億円申告漏れ、国税指摘に異議申し立てへ(朝日・39面)

●楽天、12年に英語公用語化(毎日・2面)

●給油所に車突入、客の日本人死亡、オーストリア(毎日・31面)

●マツダ殺傷、容疑者が殺意否認(毎日・31面)

●消費税年収400万以下還付も、首相、複数の水準例示(東京・1面)

●こちら特報部:税金で「支援」の陰で、1億円超え役員続々、公的資金=銀行、エコ補助金=家電、車業界(東京・28面)

●レクサス「LS460」最上級車リコールへ、トヨタ、エンジン停止の恐れ(日経・1面)

●電気自動車、小型商用車で連携、三菱自とプジョー基幹部品、開発へ(日経・11面)

●日産、対日輸出始める、タイで生産の「マーチ」(日経・11面)

●ガソリン、0.4円下落、店頭、5週連続安く(日経・11面)

●ブリヂストン、中国で低燃費タイヤ、生産・販売、環境需要狙う(日経・13面)

●路線バスに合成燃料、トヨタなど実験運行(日経・13面)

ひとくちコメント

岡田ジャパンの大健闘で列島を熱狂の渦に巻き込んで前半を折り返した激動の2010年。きょうから7月、サッカーでいえば、後半戦のキックオフである。前半、リコール問題で“イエローカード”を連発したトヨタ自動車も、最近は、「トヨタ復活?」、「攻めに転じるトヨタ」など、反転攻勢に向けたメッセージを伝えるメディアも多い。

そんな中、トヨタ自動車は「レクサス」ブランドの最上級セダン「LS460」(排気量4600cc)でエンジンが停止する恐れがあるとして、近く国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出る方向で調整に入った、ときょうの日経が1面の準トップ記事で報じている。

記事によると、今回の不具合では、最悪の場合に走行中にエンジンが停止し、再びかからなくなる恐れもあるという。ただ、現時点では事故の報告はないとしている。レクサスの不具合については、今年5月、LSを含めた4車種について、ハンドルとタイヤの動きが一時的に連動しなくなるとしてリコールを届け出たばかりである。

日経は「旗艦車種の一つであるしているLS460でエンジン不具合が表面化したことで、厳しい対応を迫られそうだ」と指摘。リコール届け出関連の記事を日経が1面で取り上げるのは異例のことで、原因究明に関する続報が気になるところだ。

《福田俊之》

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