ヨーロッパGP(6月27日)で一時は3位を走行するなど存在感を示し、7位入賞を果たした小林可夢偉。このパフォーマンスでチーム内の評価も急上昇しているようだ。
ペーター・ザウバー代表は、「見事の一言に尽きる。レース終盤に彼が見せた2回のオーバーテイクは本当にスリリングだったが、それ以上に驚いたのは、可夢偉がハードタイヤで長いスティントを攻略し切ったこと。その中で彼は何度も最速タイムに近いラップタイムを刻みながら、タイヤをしっかりとケアしていた」
「とても安定したドライビングだったし、ジェンソン・バトン(マクラーレン)からのプレッシャーにも屈しなかった。ルーキーと契約するのにリスクは付きものだが、(ヨーロッパGPの)日曜日はわれわれの決断が正しかったことを可夢偉が証明してくれたのだと思っている」と可夢偉について語っている。