米国ホンダは1日、6月の新車セールスの結果をまとめた。総販売台数は10万6627台で、前年同月比は6.2%増。8か月連続で前年実績を上回った。
ホンダブランドの乗用車系では、主力車種の『アコード』(日本名:『インスパイア』)が前年同月比11.8%増の2万6792台と、9か月連続のプラスを達成。そのうち、09年11月に発売された『アコードクロスツアー』は、1848台を占めた。『シビック』も26.3%増の2万6474台と、2か月連続の前年実績超えだ。
一方、『フィット』は前年同月比29.5%減の3936台と、2か月連続のマイナス。09年4月に米国市場へ投入されたハイブリッドセダン、『インサイト』も、28.3%減の1491台と落ち込んだ。
ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、主力車種の『CR-V』が1万6041台を販売し、前年同月比は16.9%増と4か月連続で前年実績をクリア。大型SUVの『パイロット』も10%増の8986台と、4か月連続のプラスだ。ただし、モデル末期の『オデッセイ』は、36.8%減の9271台と大幅に減少した。
アキュラブランドの乗用車系では、『TSX』が前年同月比32.8%増の2510台と、4か月連続で増加。『RL』(日本名:ホンダ『レジェンド』)も、20.7%増の163台と久しぶりに前年実績をクリアした。しかし、『TL』は10.5%減の2702台と、3か月連続のマイナスだ。
SUVでは、09年12月にマイナーチェンジを受けた『MDX』が、前年同月比63.6%増の3847台と6か月連続で増加。『RDX』も52.6%増の1352台と、5か月連続でプラスとなった。09年12月に発売された新型『ZDX』は、265台を販売している。
米国ホンダの6月販売の内訳は、乗用車系が前年同月比7.8%増の6万2229台、ライトトラック系(SUV/ミニバン/ピックアップトラックなど)が3.9%増の4万4398台。米国ホンダのジョン・メンデル副社長は、「アコード、シビック、CR-Vの3車が好調。『CR-Z』や新型オデッセイの投入で、顧客のニーズに応える」と述べている。