ルノー、EVスポーツコンセプトを発表…デザインが変わる

エコカー EV
EVスポーツコンセプト DeZir
EVスポーツコンセプト DeZir 全 9 枚 拡大写真

ルノーは7月5日、秋のパリモーターショーで国際披露予定のコンセプトカー、『DeZir』(ドゥジール)の概要を先行発表した。

[詳細画像9枚:ルノーのEVスポーツ、DeZir]

官能的なフォルムとあざやかな赤いカラーで情熱的なイメージを表現するこのモデルはEV(電気自動車)で、環境問題への関心とクルマを愛する気持ちが両立できることを証明している。

全長4225mm×全幅1968mm×全高1163mmのボディサイズ、2582mmのホイールベースを持つ2シーターボディはケブラー製で、Cd値は0.25に抑えられている。そのフォルムはルノーの新しいブランドメッセージ「ドライブ・ザ・チェンジ!」を具現化したもので、「ライフサイクル」という概念を基本としている。

フロントのエアインテークとリアエンドパネルのルーバーは、バッテリーの冷却に貢献しており、ドリル加工によるルーバーを備えたボディサイドのアルミパネルもバッテリー冷却に寄与しつつ、ライトウェイトとアドバンステクノロジーを表現する。ドアは左右が逆方向に開くガルウィングタイプで、タイヤサイズは245/35R21となっている。

インテリアは戦闘機のコクピットや耐久レーシングカーをイメージしており、インパネ、シート、フロア、助手席側ドアトリムをホワイトのレザーとして明るさを表現しつつ、センターコンソールや運転席側ドアトリムを赤い塗装仕上げとしてコントラストを出している。2脚のシートは一体成型のベンチタイプ。リアウインドーはなく、後方視界は2つのカメラがモニターに映し出す。

モーターはリアミッドシップ搭載で、他のルノーEVに使われているものをベースに、150ps/23kgmにパワー/トルクをアップしている。24kWhのリチウムイオン電池はシート背後に立てて置かれ、160kmの航続距離をもたらす。充電時間は家庭用200V電源で8時間、急速充電で80%まで20分で、電池交換式の「クイックドロップ」にも対応。車名のZはゼロ・エミッションを示している。

スティールフレームはワンメイクレーシングカーのメガーヌトロフィーを発展させた構造であり、メーカー発表の加速性能は0-50km/hが2秒、0-100km/hが5秒。なお回生ブレーキはF1のKERSと同じように、ステアリング上のボタンでパワーブーストに使うことができる。

これまでルノーのデザインは、長きにわたりパトリック・ルケモンが牽引してきたが、昨年秋にフォードやマツダで活躍したオランダ人、ローレンス・ヴァン・デン・アッカーにバトンタッチした。DeZirは新体制下での初のコンセプトカーであり、近未来のルノーデザインの方向性を示したものでもある。とくにフロントまわりの造形は、今後のルノー各車に反映されるという。

《森口将之》

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