[動画]レクサスのリコール…問題のエンジン部品

自動車 ビジネス 企業動向
GS460のエンジン不具合映像(画像は動画キャプチャー)
GS460のエンジン不具合映像(画像は動画キャプチャー) 全 6 枚 拡大写真

トヨタ自動車が5日、リコール(回収・無償修理)を届け出た『クラウン』やレクサス『LS』など合計8車種。動画共有サイトでは、米国のユーザーが実際に体験したエンジン不具合の映像が公開されている。

今回のリコールは、エンジンにガソリンと空気を送り込むバルブの動きを助けるバネ部品、「バルブスプリング」が原因。製造段階で混入した異物によって、部品の強度が低下し、バルブスプリングが破損。走行中にエンジンが停止するおそれがあるというものだ。

対象となるのは、レクサス7車種18万台にクラウン9万台を加えた合計27万台。この中には、レクサス『GS』も含まれる。米国のユーザーが体験した不具合は、2008年モデルの「GS460」グレードで発生した。

ユーザーが公開した動画を見ると、GS460の4.6リットルV8エンジンは、修理のためにヘッドが取り外されており、折れたバルブスプリングと思われる部品が映し出されているのが確認できる。

このユーザーによると、GS460は新車で購入後、5000マイル(約8000km)を走行。ある日突然、アイドリングが不安定になり、エンジンが停止したとのことだ。幸いにもヘッドやピストンは破損しておらず、インテークバルブとバルブスプリングを交換することになったという。

トヨタは5日、この不具合を約2年前から把握していたと認めたため、新たな問題に発展する可能性もある。原因とされる破損したバルブスプリングの様子が収められた映像は、動画共有サイトで見ることができる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  2. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  3. 日産『リーフ』新型発売にスタンバイ、家庭用充電器や太陽光パネル設置支援、米国でサービス開始へ
  4. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  5. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る