今月3日に大分県大分市内で発生した重傷ひき逃げ事件について、大分県警は6日、同市内に在住する21歳の男をひき逃げ容疑で逮捕した。事故の損傷で脱落しかけたバンパーを粘着テープで補修していたことを不審に思った家族から出頭を促されたという。
大分県警・大分東署によると、逮捕された男は3日未明、大分市猪野付近の市道で乗用車を運転中に交差点を右折してきた原付バイクと衝突。57歳の男性に骨折などの重傷を負わせたにもかかわらず、現場から逃走した疑いがもたれている。
男が乗っていたクルマは、バイクとの衝突で前部バンパーを損傷したが、男は脱落しかけていたバンパーを粘着テープで固定するなどの補修を行っていた。しかし、これを不審に思った家族が追及。ひき逃げしたことを認めたため、6日未明に家族に付き添われて警察に出頭してきた。
調べに対して男は「飲酒運転の発覚を恐れて逃げた」などと供述しており、警察では飲酒した場所や量の特定を進めている。