日産自動車の志賀俊之COOは13日、エンジンシステムの主要部品の納入遅れで国内4工場を3日間停止することについて、「日立から『今週から供給できない』と連絡を受けたのが7月7日と急だったので、リスクマネジメントに基づく対応を取ることができず、ラインをストップせざるを得なかった」と述べた。
一応、来週からは操業を再開する予定だが、「工場停止の影響で、どうしてもお客様に迷惑がかかってしまうので、それを最小化できるようにあらゆる手を使って対応していきたい」と付け加えた。
また、同じ部品を調達している北米工場については、現在、在庫などを調べているところで、「対応は検討中」とのことだ。
いずれにしても、今回は予想外のことが起こったわけだが、志賀COOは「今後はこうした突発的な事故にも対応できるようにしていこうと考えている」と強調した。