【日産 マーチ 新型発表】違和感のないアイドリングストップ

エコカー 燃費
日産 マーチ 新型
日産 マーチ 新型 全 9 枚 拡大写真
日産自動車が発売した新型『マーチ』は、26.0km/リットルの燃費を実現するためアイドリングストップを採用している。「他社のアイドリングストップ機能も拝見しましたが参考になりませんでした」と語るのは日産自動車PV第一製品開発本部の小林毅氏だ。

燃費26km/リットルを達成した主な要因の内訳は、エンジンを3気筒にすることでフリクションを20%低減、新型CVTの採用によりフリクションを30%低減、車輛重量で80kgの軽量化。この状態でアイドリングストップを採用しないモデルの燃費が24.0km/リットルで、残りの2km/リットルを改善させたのがアイドリングストップ機能となる。

マーチのアイドリングストップ機能は、モーター、バッテリーを強化しているが、スターターモーターには通常のものを使った。マツダの「istop」では、独自技術で再始動にかかる時間を短縮しているが、実際の使いやすさは始動時間の短縮にないという。

「女性ユーザーが多いだけに、ドライバーに不安を与えるようなものにはできませんでした」(小林氏)と約2年の期間をかけ、様々なシチュエーションを想定したシステムの動作プログラムを開発した。

「このマーチでは積極的にアイドリングストップを作動させようという考えでプログラムを作りました。運転に違和感を感じさせないためにはアイドリングストップの出番は少なくなる方向になるのですが、どなたでも自然にアイドリングストップを体感出来るものに仕上がったと思います」(小林氏)

これまでのアイドリングストップ機能では運転者に慣れを要求する部分があったが、エントリーユーザーも多いマーチにはその言い訳は通用しない、マーチへの投入はシステムへの自信のあらわれといっていいだろう。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  4. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  5. メルセデスベンツ、3年間で40車種以上投入へ…次期『Cクラス』は2026年春生産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る