京商“フェラーリ缶コーヒー”開発者が語る「デフォルメのさじ加減」 

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開発担当者がこだわりや苦労点を語る
開発担当者がこだわりや苦労点を語る 全 5 枚 拡大写真

京商のミニチュアカーが缶コーヒーに付くキャンペーン、「100分の1スケール ベタ付けミニカー『フェラーリ ミニカーコレクション vol.1』」が、全国の「サークルK」「サンクス」限定で7月20日からスタートする。

同キャンペーンは、「サークルK」「サンクス」で販売される「ジョージア ヨーロピアン」(日本コカ・コーラ)、「ワンダ モーニングショット」(アサヒ飲料)、「ボス レインボーマウンテンブレンド」(サントリー)、「ブラック無糖」(UCC)に18種類の京商製100の1スケールフェラーリミニカーがオマケで付くというもの。

この100分の1スケールフェラーリの開発を担当した古川顕氏は「実車をただ縮小しただけではミニカーにしたときのバランスが悪いので、43分の1スケールや64分の1スケールでもデフォルメが必要となる。ミニカーを作るうえでとても大事なポイントがそのデフォルメのさじ加減。サイズが非常に小さいので、大きなスケールのミニカーよりもその加減がすごく難しい。ミニカーのイメージや個性を左右するところで、開発者の腕の見せどころ」と話す。

さらにこだわりポイントをこう語る。

「直径4mmほどのホイールは、車種ごとに異なるデザインと色をつくり分けている。タイヤとホイールをプラスチックで一体成型してしまえばコストが抑えられるが、リアリティにこだわってゴムタイヤを履かせている」

「机の上でミニカーを押してみてほしい。このサイズで滑らかに走るミニカーをつくるには、高い組み立て精度が要求される。車高を低く、フェンダーとタイヤの隙間は狭くしつつ、スムーズにタイヤが転がるようにした。車種ごとに違う内装や、可能な限りつくりこんだシャシー裏もぜひ手にして見てみてほしい」

同社製、12分の1、18分の1、43分の1、64分の1スケールの『F40』と、今回の100分の1スケールのモデルを比較すれば、開発者陣の苦労が見えてくるだろう。

《レスポンス編集部》

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