14日午後4時45分ごろ、大阪府大阪市住之江区内の阪神高速道路湾岸線下りで、大型トラックや乗用車など4台が関係する多重衝突事故が発生した。この事故でRVに乗車していた家族3人が死傷している。
大阪府警・高速隊によると、最初に単独接触を起こして第1車線で横向きに停車していた乗用車に対し、後続の大型トラックが衝突。さらに後続のRVと乗用車が接触し、RVのスピンしながらトラックの後部に右側面から衝突した。
この事故でRVは小破。運転していた貝塚市内に在住する30歳の男性が頭部強打で死亡。意識不明の状態で病院に搬送された生後3か月の男児も全身強打が原因で後に死亡。この男児の母親にあたる23歳の女性も全身強打の重傷を負っている。
現場は大阪市住之江区南港東8丁目付近で、片側2車線。進行方向に緩やかな右カーブとなっていた。母子の乗車位置は不明だが、RVにチャイルドシートは搭載されておらず、死亡した男児は女性の腕に抱かれていたとみられる。
事故当時は強い雨が降っており、警察では当事者から事情を聞き、事故発生の経緯を調べている。