山手トンネル案内板落下 本格原因調査へ

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16日に首都高速中央環状線外回りで発生した本線上への案内看板落下事故を受け、同社は山手トンネル内の案内看板の一斉点検を実施。落下の恐れのある案内看板がないことを確認した。

中央環状線(大橋JCT~西新宿JCT、西新宿JCT~熊野町JCT)には、大型案内看板が70基ある。同社は、そのすべてを実際に揺らすなどして、がたつきや異常がないか確認し、異常のないことを確認した。また、落下した案内看板と同じ構造で取り付けられた12基については、落下の懸念はないが、年のために撤去した。

落下事故があった内照式案内看板が設置されていたのは、渋谷区元代々木町の「初台南出口」付近。看板取付用の鉄枠と接合するボルト20本がすべて引き抜かれた状態で落下していた。

07年12月に開通した新しい路線で、経年劣化が落下の原因としても考えらず、なぜ案内看板が支えられなかったのか、原因の究明が進められている。

しかし、現時点で特定するまでに至っておらず、同社は「初台南出口付近案内看板落下事故調査委員会」(委員長=池田尚治横浜国立大学名誉教授)を立ち上げ、詳しい原因の特定を急ぐ。委員には、工学系の有識者と国土交通省技術政策研究所道路構造物管理研究室長がメンバーとなる。

第一回の開催日は7月22日を予定。

《中島みなみ》

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