双日、コスモ石油からカタール石油開発の保有株式を取得

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双日とコスモ石油は、双日がコスモ石油から、カタール国沖合東南第一鉱区権益を保有する共同出資会社のカタール石油開発のコスモ石油出資分10.8%を買い受け、双日の出資比率を25%に引き上げることで合意した。

カタール国沖合東南第一鉱区権益は、1997年に旧・日商岩井(双日)とコスモ石油がカタール国営石油会社との間で生産分与契約を締結し、カタール石油開発に権益を譲渡した。同鉱区内のアルカルカラ油田とA構造北部油田から2006年から原油生産を開始し、09年末までの生産量は日量約6000バレルに達している。さらに、現在、同鉱区内の第3の油田であるA構造南部油田を開発中で、原油の生産開始後、同鉱区全体の日量生産量は約1万バレルに増産する見込み。

双日は、石油・ガス事業を重点事業の一つと位置付け、権益の拡大を図っており、今回の株式の取得もこの一環。

双日は今後、発展が見込まれるカタールでプレゼンスを強化するとともに、中東以外の米国・ブラジル・豪州・欧州・アフリカなど地域分散を図りながら資源権益の獲得を進める構え。

《レスポンス編集部》

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