【新聞ウォッチ】トヨタ、WRCなど国際レース再チャレンジへ

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WRC(写真は1998年)
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2010年7月22日付

●トヨタ、レース再挑戦へ(読売・2面)

●コスト削減、JAL懸命、整備費節約トヨタ流、燃費最少の飛行徹底(読売・11面)

●エコカー補助金、再延長も検討、経財相(読売・11面)

●車中泊仕様に商機、ワゴン型に新機能が次々、「車でキャンプ」久々増(朝日・12面)

●トヨタ、10月2割減産、エコカー補助終了見越し(毎日・7面)

●パワーウインドー事故23件、指切断、骨折8件に、過去5年間(毎日・25面)

●中国、新エネに65兆円、10年かけ投資、環境と成長両立(日経・1面)

●タイヤ大手、タイを輸出拠点に、ブリヂストンなど、一斉に増産(日経・1面)

●損保大手3社、自動車保険料上げ、日本興亜は1.4%、あいおい・ニッセイ同和も(日経・4面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車が世界ラリー選手権(WRC)など、国際自動車レースへの参戦・復帰を検討しているという。きょうの読売、朝日などが報じている。山梨県富士吉田市で開いた記者向け試乗会で、モータースポーツを担当する山科忠専務が複数のメディアに語ったもので、「来月にも具体的なレースを決める考えだ」(読売)という。

トヨタは、世界的な金融危機の影響で赤字に転落し、自動車レースの最高峰、F1(フォーミュラ・ワン)世界選手権から昨年撤退するなど、“金食い虫”のモータースポーツ活動も仕分けのターゲットになっていた。しかし、2010年3月期の連結決算で営業利益、税引き後利益とも2期ぶりに黒字転換し、業績が回復基調にあることから、自動車レースに再挑戦するという。

ただ、参戦を検討しているのは、WRC以外に「ドイツ・ツーリングカー・マスターズ」(DTM)や市販車を改造した自動車レース「FIA(国際自動車連盟)世界ツーリングカー選手権」などの欧州で人気のレースが中心で、F1への再参戦は検討していない模様。

トヨタが業績の回復とともにレースへの本格復帰を検討している背景には、自らレース参戦の経験があり、モータースポーツ好きの豊田章男社長の意向が強く反映されていることは言うまでもない。復帰後は再び“道楽”と陰口をたたかれないためにも、経営面でも慎重なハンドルさばきが望まれる。

《福田俊之》

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