【新聞ウォッチ】パナソニック、三洋とパナ電工を完全子会社化へ

モータースポーツ/エンタメ 出版物

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2010年7月29日付

●タンカー攻撃され? 爆発、商船三井運航、ホルムズ海峡で(読売・1面)

●エコカー秋の陣「補助金」後へ各社が新型(読売・9面)

●日産日米6工場 部品調達にめど(読売・8面)

●ソーラーカーレースあす開幕「記録」「エコ」(読売・28面)

●時速60キロでも追突回避、日産、自動ブレーキ新技術(朝日・13面)

●高速無料化交通量2倍、社会実験1カ月連休に変化(毎日・4面)

●日航更生計画、来月前半にも合意(毎日・8面)

●トヨタ新アジア戦略車、低価格小型、12年にも投入(東京・6面)

●「卑弥呼」に特別仕様、光岡自が20台限定(東京・6面)

●先進国での販売減り、バイク新戦略(東京・7面)

●容疑者を鑑定留置、マツダ殺傷(東京・25面)

●三洋・パナ電工を完全子会社化、パナソニック、年内にもTOB、環境事業を世界展開(日経・1面)

●高速原則無料化困難に、11年度概算要求(日経・1面)

●住友ゴム、中国にタイヤ新工場267億円投資(日経・9面)

●ダイハツ、純利益5.6倍、東南アジアで販売好調4-6月(日経・15面)

ひとくちコメント

パナソニックがグループ傘下の三洋電機とパナソニック電工を年度内にも完全子会社化する方針を固めたという。きょうの日経が1面トップで報じている。

記事によると、太陽電池や充電池に強みを持つ三洋と、住宅設備に強みを持つパナソニック電工の経営をパナソニック本体と一体化することで、意思決定を迅速にし、エネルギー・環境事業の強化を一段と加速させる狙い。

パナソニックは2004年に電工(当時は松下電工)を、2009年12月に三洋をそれぞれ子会社化した。現在、パナソニックは三洋と電工の発行済み株式数の51%をそれぞれ保有しており、今後株式公開買い付け(TOB)や株式交換などの手法で完全子会社化を目指すという。

環境事業の中でも特に注目されるのは電気自動車などのエコカーに使われるリチウムイオン電池。両社の世界シェアは約40%と世界ナンバーワン。しかし、韓国のサムソンをはじめ、国内でも日立、東芝などが経営資源を集中させ、巻き返し戦略を打ち出している。

パナソニックは三洋を完全子会社することでシェアトップを堅持したい意向で、今後は大口顧客のトヨタ自動車などの対応にも目が離せない。

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  2. レクサス『LS』現行型、最終モデル「ヘリテージエディション」米国発表…250台限定
  3. メルセデス・マイバッハ『Sクラス』に「V12エディション」、100年続くV12エンジンの伝統に敬意…世界限定50台
  4. ヴェゼルの正解ホイールはこれだ!RAYS『HOMURA & RSS』の最新“純正適合ホイール”を一気見PR
  5. スバル『ソルテラ』改良新型は表情一新、338馬力の「XT」新設定...今秋米国発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る