シボレー ボルト、予約受付を開始…競合の動き

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GMは27日、 12月に2011年モデルとして発売するプラグイン・ハイブリッド車シボレー『ボルト』の販売価格を4万1000ドルと発表。同日、オーダー受付を開始した。

販売開始時点ではカリフォルニア、ミシガン、コネチカット、ニューヨーク、ニュージャージー、テキサス、ワシントンDCの、約600店舗の限定ディーラーで販売される。

今回発表された販売価格は4万1000ドルだが、この価格には米国内送料が含まれており、さらに最大7500ドルの連邦政府の税金控除を受けられるので、最終的に購入者が支払う金額は 3万3500ドル程度になる見込みだ。

またこの価格には、バッテリーの8年・100万マイル保証と、7インチ画面を持つナビ、ブルートゥース機能、BOSEオーディオ、通常年間300ドル相当のオンスター5年間契約などが含まれておりほとんどフル装備状態。オプションとして用意された装備はヒーター付きレザーシートやクロームホイール、3色のプレミアム塗装とリアパーキングアシストのみとなっている。 

今回発表されたボルトの価格は先に発表された日産『リーフ』の3万2780ドルと比較すると8000ドル以上高いものの、3年リースの場合では2500ドルを頭金として月々350ドルからと設定されており、リーフの月々349ドルとはほぼ同額の設定。さらに、FOXニュース他の米メディアは「フル装備で価格を高目に設定したのは初年度の生産台数を圧迫しないための措置であり、1〜2年以内には装備を簡略化して価格を下げる可能性」を示唆している。

プラグイン・ハイブリッド車として最大のコンペティターとなると目されるトヨタは、昨年末から『プリウスPHV』の北米でのデモプログラムを行っており現在50台程度が稼動している。一般販売やリース等は行っていないものの、一部報道では、2011年末の本格導入時には日本国内販売価格を現行の525万から300万円以下に引き下げることを検討していることも伝えられており、来年北米で発売開始される三菱『i-MiEV』等々、価格設定を含め世界のEVシーンは大きな変動が予想されている。

《ケニー中嶋》

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