豊田合成が30日に発表した2010年4〜6月期(第1四半期)の連結決算は、経常利益が90億6500万円と黒字に転換した。前年同期は31億円の赤字だった。
売上高は前年同期比45.2%増の1372億6300万円と大幅増収となった。トヨタ自動車からの自動車部品の受注が回復したため。
収益では、売上げ増に加え、原価低減の効果もあって前年同期に26億円の赤字だった営業利益は101億6400万円の黒字に転換した。当期純利益は57億9900万円となった。
自動車生産台数が想定していたよりも増加する見通しから中間期の業績見通しは上方修正したが、通期業績見通しは前回予想を据え置いた。