オバマ大統領が、GMが年内に発売予定の新型プラグインハイブリッド車、シボレー『ボルト』に試乗した。ただし、その距離はわずか40フィート(約12m)だ。
これは7月30日、オバマ大統領が見学に訪れたミシガン州ハムトラミック工場で実現したもの。通常、警備の問題上、大統領がスケジュール以外の行動、しかも自ら車を運転することなどあり得ないのだが、オバマ大統領の要望もあり、異例の形での試乗となった。
しかし、シークレットサービスが認めた運転距離は、わずか40フィート(約12m)。大統領はブラックボディのボルトに乗り込み、工場の製造ラインをゆっくり移動。オバマ大統領のボルト初試乗は、あっけなく終了した。
ボルトから降り立った大統領の第1声は、「スムーズだね」。さらに、報道陣に感想を聞かれた大統領は、「シークレットサービスが、これ以上の運転を許してくれないんだ」と不満げだった。大統領がボルトにじっくり試乗できるのは、またの機会となりそうだ。