首都高の料金収受員、通行料着服の方法とは

自動車 社会 社会

首都高速の料金収受員(60)が、通行料金2400円を着服して、同子会社「首都高トールサービス神奈川」を2日、懲戒解雇された件で、首都高速はさらに過去をさかのぼった調査を行っている。

この収受員は、単に通行料を着服したわけではなかった。通常の現金利用車から通行料600円を収受した上で、通常料金の5割引となる身体障害者割引制度を悪用。会社には半額の300円を計上し、差額の300円を8回にわたって着服した。

600円を支払った現金利用車には、通常料金の領収書を渡していたが、それは着服とは無関係の他の現金利用車のものだった。

渡そうとしても利用車が受け取らなかった「不渡し領収書」は、指導では会社に提出することになっていたが、この収受員は不正行為を隠すために使っていた。

発覚のきっかけは、この収受員の手元に残った領収書だった。身体障害者割引を適用した領収書が複数見つかったことが、不正調査のきっかけとなった。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ゴツすぎる…だが、それでいい!」日産のハイパワーSUV『パトロールNISMO』発表に、日本導入にも期待の声
  2. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  3. 新型ランチア『イプシロンHF』発表、280馬力EVで0-100km/hは加速5.6秒
  4. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  5. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る