小林可夢偉「W杯の日本のように期待以上の結果を」

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報道陣からのインタビューを受ける小林可夢偉
報道陣からのインタビューを受ける小林可夢偉 全 6 枚 拡大写真
ハンガリーGP(8月1日決勝)からベルギーGP(8月29日決勝)までの4週間弱、今年のF1界は本格的な夏休みに突入しているが、小林可夢偉(ザウバー・フェラーリ)の夏休みは、かなりのハードスケジュール。その第1弾が帰国早々の国土交通省表敬訪問だったわけだが、そこで対面した前原誠司・国土交通大臣との間には、若者のクルマ離れに関する話まで飛び出した。

「私は大学に入ったらすぐに免許を取って、アルバイトをして中古のクルマを買ったりしたものですが……。今の若者はクルマ離れしている、などと言われますよね」との大臣の話に、小林は「F1を通じて、もっとクルマそのものの技術などにも(日本の若者には)興味をもってほしいと思っているんです」と答え、「そのためにもF1(で自分が好成績を挙げること)は大事だと思います」と、力強く話した。

大臣との面会後、報道陣からの取材に応じた小林は、近走の好調ぶりについて「マシンの信頼性が上がってきたので、マシンに対する自分の理解も進んだし、チームのリズムも良くなった」と分析。そしてここでも「日本のみんなに、もっとF1に興味をもってもらいたい」と真摯な視線で話している。そして自身の将来については、「自分では、けっこういいところにいける気がして仕方ない」と確かな手応えを口にした。

この日の夜には、小林の主宰によるメディア懇親会も開かれ、その場で「(F1振興のためには)結果がいちばん効く」と語り、成績で日本のF1を引っ張っていく決意も示した小林。「先日のサッカーW杯があれだけ盛り上がったのも、日本代表が期待以上の結果を出したからでしょう」と、これまた分析。「自分も(マシンのポテンシャルから)期待される以上の成績を挙げることができれば」、それがF1振興の特効薬となる。

前原大臣が日本GPのプレゼンターとして来場するのであれば、表彰台で再会することこそ、“期待以上”。「それを目標に」して、小林可夢偉は初の母国GP本選に臨む。

《遠藤俊幸》

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