4日午前4時45分ごろ、滋賀県大津市内の国道1号で、信号待ちをしていた車列に対し、後ろから進行してきた大型トラックが追突。トラックばかり4台が関係する多重衝突に発展した。事故で劇物約60リットルが漏れ、現場付近が7時間に渡って通行止めとなった。
滋賀県警・大津署によると、劇物は追突してきたトラックに積載されていた「酢酸エチル」で、200リットル缶5本と、15リットル缶360本が積載されていた。追突の衝撃で破損したのは15リットル缶4本で、合計約60リットルが荷台などへ漏れ出した。
引火性が強い物質のため、地元消防による除去作業が終了するまで約7時間に渡って現場は通行止めとなった。この事故では被追突側の運転者1人が打撲などの軽傷を負ったが、漏れ出した物質による健康被害の訴えは無かったという。
現場は大津市本宮1丁目(N34.59.50.7/E135.52.46.6)付近で、片側1車線の直線区間。警察では追突側の漫然運転が事故の主因とみている。