フォーミュラーカーが都内の公道を爆走

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
オーナーの石川剛さん。左に見えるのは東京ミッドタウンだ
オーナーの石川剛さん。左に見えるのは東京ミッドタウンだ 全 25 枚 拡大写真

ゼンリンデータコムは8月6日、フォーミュラーカーを都内の公道で走らせるプロモーションイベントを実施した。

[公道仕様フォーミュラーカー 写真25枚]

このフォーミュラーカーはかつてのF3000/Fニッポンクラスのボディをベースにしており、車体サイズは全長4410mm、全幅2000mm、エンジンは日産製のV6・3000ccを搭載する。エンジンは旧世代の「VG」型だが、685kgの軽い車重で最高速は230km/hに達するという。同社のイメージカラーであるブルーのカラーリングが施され、同社のナビゲーションサービス『いつもナビ』のデカールが貼られる。

公道を走行するため、もちろんナンバー付き。車両法をクリアするための改造が施されている。地上最低高は90mmが確保されているほか、ヘッドライトの横やボディサイドにはウインカーも追加されている。一般的なラジアルタイヤに換装され保護用のフェンダーを装着。とはいってもコクピットはフォーミュラーマシンそのもので、MOMO製の脱着可能な小径ステアリングイールやレイナード製のトランスミッションはベース車そのままだという。公道仕様のためフォーミュラーマシンと聞いて想像するような爆音はなく、思いのほかエンジン音は控えめだ。

ゼンリンデータコムのナビゲーションサービス「いつもNAVI」のレーシングスーツを身にまとって都内をドライブするのは、オーナーの石川剛さん(三重県在住)。「10数年前に新車として車検を通して以来、名古屋などの一部の都市の公道で走らせたことはあるが、東京は初めて」とのこと。決してボディは大きくないが、一般車に混じって六本木の街をフォーミュラーマシンが走るのは異様な光景で、注目度は抜群。中継地点の東京ミッドタウン前では、昼休みのサラリーマンやOL、観光客が集まり一斉に携帯電話を取り出して写真を撮っていた。

同社の広報担当者によると、「一般公道をフォーミュラーカーが走る意外性で、普通の宣伝カーにはない“驚き”を感じてもらえれば。フォーミュラーカーを使用するのは“ナビの最高峰を目指す”という狙いも込めた」という。また、J-WAVEとのコラボレーションで「放送とリアルイベントとネットの相乗効果に期待したい」とプロモーション面での狙いも説明した。

この日は、10時30分に渋谷周辺をスタートし、11時30分前後に六本木ヒルズアリーナ付近、12時10分には東京ミッドタウン、13時30分に東京ドームシティ、14時15には銀座・有楽町のソニービル、15時40分には再びヒルズアリーナに戻り、新宿周辺を経由してふたたび渋谷に戻る予定だ。

《北島友和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 小さくてびっくり! 噂のメルセデスベンツ「ベビーGクラス」、ついに実車をスクープ
  2. 新車世界販売 ホンダ4位に転落、スズキ2位に浮上へ、2025年度下期[新聞ウォッチ]
  3. 「日本一“ちょうどいい日産車”」小型セダン『セントラ』の進化に日本のファンも「気合い入りすぎw」と注目
  4. ジープ、新型電動SUV『リーコン』発表…650馬力モーターで伝統の4×4性能を実現
  5. アウディ2026年モデル、ハード・ソフト両面で大幅アップデート…新ドライブモードや先進のドライバーアシスト機能搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る