クライスラーグループは9日、2010年第2四半期(4~6月)の決算を公表した。
同社の発表によると、売上高は105億ドル(約9045億円)。前年同期は破産法適用のため決算は未公表だったが、2010年第1四半期(1~3月)との比較では、8.2%増加した。
また、2010年第2四半期の営業利益は1億8300万ドル(約158億円)と、第1四半期の1億4300万ドル(約123億円)から28%拡大。しかし、政府融資に対する金利負担や新型車導入に関するコスト増などが要因となり、最終損益は1億7200万ドル(約148億円)の赤字となった。
同社の赤字計上は2期連続。ただし赤字幅は、第1四半期の1億9700万ドル(約170億円)から縮小した。
クライスラーグループのセルジオ・マルキオンネCEOは、「我々には取り組むべき課題が山積している」と述べている。