【VW ポロ 1.2TSI 試乗】ホンダ系好きにオススメの足回り…松田秀士

試乗記 輸入車
ポロ 1.2TSI
ポロ 1.2TSI 全 6 枚 拡大写真

足はかなり締まっている。ステアリングを切った瞬間から応答するレスポンスの良さはここ最近のVWの傾向だ。『ゴルフIII』ぐらいのサイズになったそうだが、日本の道路事情を含めて近距離が多い一般家庭にはうってつけの一台だ。

【画像全6枚】

ただし、遠出も苦にしないだろう。それは、7速DSGの採用で高速クルージング時のエンジン回転が下がったこと、ダウンサイジングされたエンジンの振動や音が小さくなったこと、そして遮音性が進化したことによる。室内空間も4人家族ならOKだ。

では、4人乗車したときの動力性能は? というとNAの1.4リットルでは少々物足りない。ボディそのものはハイテン鋼などの採用で60kg前後の軽量化を達成しているから2人乗りぐらいなら問題ないが、坂道が多い場所などを考えればさらにダウンサイジングされた直噴1.2リットル+ターボのTSIがお勧めだろう。燃費もこちらの方がさらに良く、しかもよりパワフルだ。7速DSGとのマッチングも素晴らしい。

ハンドリングの話に戻すと、足の硬さレベルは硬い方だ。だから、シトロエンのように初期の触りが優しい方が好きという人はすぐにイヤになるかもしれない。そのかわり、常にタイヤの情報を感じ取れるダイレクト感がある。凸凹路面での振動をいなすのではなく速く収束させる方向のセッティングなので突き上げ感はあまり強くない。ただこれも好みの問題だろう。ホンダ系が好きな人には勧められるが、トヨタ系ならシトロエン&プジョーだろう。

個人的に注目しているのが、電動パワーステアリングを採用せず電動油圧パワーステアリングとしていることだ。やはり、フィーリングが良い。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア・居住性:★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

松田秀士|レーシングドライバー/モータージャーナリスト/僧侶
スローエイジングという独自の健康法で53歳の現役レーシングドライバー! SUPER GTをランボルギーニ『ガヤルド』で戦っている。INDY500 など海外レース経験も豊富で、確かな知識と国際感覚でクルマの評価を行う。2009-2010日本カーオブザイヤー選考委員。

《松田秀士》

松田秀士

成仏する直前まで元気でクルマを運転できる自分でいたい。「お浄土までぶっ飛ばせ!」をモットーに、スローエイジングという独自の健康法を実践する。これまでにINDY500に4度出場し、ルマンを含む世界4大24時間レース全てに出場経験を持つ。メカニズムにも強く、レースカーのセットアップや一般車の解析などを得意とする。専門誌等への寄稿文は分かりやすさと臨場感を伝えることを心がけている。

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