宇都宮で小学生向け塗装体験イベントを実施

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8月4日、宇都宮市は同市内にある環境締結事業者(環境に配慮した模範工場)見学会を小学生向けに実施した。

今年の対象工場のひとつとして昨年に引き続きBASFコーティングスジャパンの水性塗料を使用するホンダボディサービス栃木が選ばれ、児童たちは同工場の見学ならびに塗装作業を体験した。

当日は、幼稚園児から小学6年生の児童16名とその保護者10名の計26名が参加。応募は7月に宇都宮市のHP上で公募したが、開始15分で定員数となり締め切りとなるほどの高い関心を呼んだ。

子どもたちは、調色クイズや紙を貼った実車の塗装体験、実際の設備(スプレーブース、ガン、保護具一式)を使用しての塗装作業を体験。体験では実際の作業で使われる水性塗料(BASFコーティングスジャパンの『オニキスHD』)の代わりに、水彩えのぐを使用した。また、工場見学では塗料の役割や原材料が環境に及ぼす影響についても説明、従来の溶剤系塗料に多く含まれるVOC(揮発性有機化合物)から発生する問題を身近な光化学スモッグの説明を踏まえ、VOCを低減させることの重要性や水性塗料の必要性を説明した。

ある保護者は「板金塗装が車を直す作業とは知っているが、実際に見ることはほとんどないので、今回のような見学会は貴重な機会。ましてや、塗装の見学だけでなく子供が作業体験させてもらえるとは思わなかった」と語った。

BASFコーティングジャパンの関係者によると「子どもたちに工場の見学だけでなく塗装作業の体験機会を設けることは日本でも初めての例と聞いている。結果として市や保護者の方々から大変ご好評いただき、来年も実施したいとの話を宇都宮市やホンダボディサービス栃木から打診があった」とコメントした。

《北島友和》

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