三菱自動車は『ギャランフォルティス』の改良にともない、上級スポーツグレード「RALLIART」にも大幅に手を加えた。6速ツインクラッチトランスミッションSSTは、『ランサーエボリューションX』に先駆け改良型が搭載される。
一段上のギアを常に待機させることで素早いシフトアップを可能としたのが従来のツインクラッチSSTだが、これをシフトダウン側にも対応しレスポンスを向上させた。これまではスポーツ走行時などでの急減速の際、一度クラッチを切り離してからシフトダウンしていたため“もたつき”感があったが、これを解消した。
また、スキップシフトを可能とし、スムーズかつ的確な減速を可能とした。さらにアクセル開度と連動することで、コーナリング中などの無駄なシフトアップをなくしストレスのない走りを実現している。
このほかにもRALLIARTグレードは、エンジン点火プラグを従来型から「針針点火プラグ」と呼ばれるものに変更し燃焼効率を高めることで10・15モード燃費を10.2km/リットルから10.6km/リットルに向上させている。これによりエコカー補助金の対象となったことも大きなメリットだ。