三菱商事、カナダでシェールガス開発に投資

自動車 ビジネス 企業動向
プロジェクト鉱区図
プロジェクト鉱区図 全 1 枚 拡大写真

三菱商事は、カナダの大手エネルギー会社のペン・ウェスト・エナジー・トラスト(PWE)が所有するブリティッシュ・コロンビア州のコルドバ堆積盆地のシェールガスを中心とした天然ガス開発プロジェクトに参画する。

三菱商事は、PWE社が所有する鉱区のシェールガス資産、在来型天然ガス資産、関連する天然ガス処理・輸送設備の全50%の権益を取得する。権益取得のため、新たに「カナダ子会社コルドバ・ガス・リソーセズ」を設立、PWE社と開発・生産する。

PWEは、北米シェールガス鉱区の中でも高い生産性と埋蔵量を持つコルドバ堆積盆地で最大の資産を持つ。シェールガスは、低コストで大量生産が可能なエネルギー資源として注目されており、三菱商事はプロジェクトに参入して、シェールガス事業のノウハウを得るとともに、エネルギー資源の安定確保を目指す。

今回対象となる鉱区のシェールガス資産は約5兆~8兆立方フィート(LNG換算約1億~1億6000万t以上)で、日本の天然ガス年間需要を大幅に上回る埋蔵量が見込まれている。

三菱商事はプロジェクト参入後、鉱区でのシェールガス資産の開発を進め、現在の生産量である日量約3000万立方フィートを2014年には日量約5億立方フィートに生産量を引き上げる。

三菱商事の権益の取得費用は、既存資産の50%の取得対価である約2億5000万カナダドル(約201億円)に加えて、今後の開発井掘削費のPWE負担分のうち、約2億カナダドル(約161億円)を追加で負担するため、合計で約4億5000万カナダドル(約362億円)となる。

プロジェクトは、三菱商事の負担だけで今後15年間で3000億円を投じ、累計約数百本~1000本以上の生産井を掘削して開発する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【DS N°8 新型試乗】ハンドリングはもはや「賢者」、フランス車の味わいを濃縮した極上の一台…南陽一浩
  2. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  3. アストンマーティンのベビーカー、「ハイパフォーマンスな子育てを」…eggとコラボ
  4. 公道走行不可、メルセデスAMG最強「GT2エディションW16」発表…F1技術搭載で830馬力
  5. 「めっちゃカッコよくない?」無限仕様の新型『プレリュード』が話題に、SNSではホイールにも「たまらない」の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る