故意に赤信号を無視、重傷ひき逃げの男に実刑判決

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今年1月、神奈川県横浜市神奈川区内の国道1号交差点へ赤信号を無視して進入。原付バイクをひき逃げし、運転者に後遺障害の残る重傷を負わせたとして、危険運転致傷などの罪に問われた26歳の男に対する判決公判が24日、横浜地裁で開かれた。

問題の事故は2010年1月26日深夜に発生している。横浜市神奈川区立町付近の国道1号で、赤信号を無視して交差点に進入してきた乗用車と、青信号に従って進行してきた原付バイクが衝突した。

バイクは転倒。運転していた39歳の男性は路上へ投げ出された際に頭部を強打。全治約11か月の重傷を負い、後遺障害(高次脳機能障害)も残った。クルマは逃走したが、警察は後に26歳の男をひき逃げ容疑で逮捕した。

その後の調べで、事故当時の男は酒気帯び状態で、故意に信号を無視した可能性が捜査段階で浮上。検察は容疑を危険運転致傷と道路交通法違反(酒気帯び運転など)に切り替えて起訴していた。

男の弁護側は「事故当時の信号は黄色だった」と主張し、赤信号の殊更無視については否認していたが、24日に行われた判決公判で、横浜地裁の久我泰博裁判官は「目撃者3人が“バイク側の信号が青だった”と証言している」として、被告側の主張を退けた。

その上で裁判官は「交差点への進入時、クルマは50km/h前後で走行していた」と認定。赤信号の殊更無視も認め、「無謀な運転だった」として、被告に対して懲役3年6か月の実刑判決を言い渡している。

《石田真一》

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