【ホンダ フリードスパイク 試乗】3列シート以上の付加価値…岡本幸一郎

試乗記 国産車
フリードスパイク
フリードスパイク 全 5 枚 拡大写真

『フリード』はダウンサイジング志向のミニバンユーザーに大いに受けて、登場以来コンスタントに売れている。

【画像全5枚】

そんなフリードから3列目を取り去るというのは、武器の一部を失うことにしかならないのではと思っていたのだが、やり方が上手ければそうとは限らないことが『フリードスパイク』を見てわかった。

とりあえず3列シートがあれば、いざというときには重宝するが、その使用頻度が少ない人にとっては、スパイクのようになっているほうがずっと使い道の可能性が広がるはずだ。

まず、フリードにはもともと「FLEX」という2列シート&5人乗り仕様が存在して、そちらの2列目はシート全体が跳ね上がるタンブルシートになっているのに対して、スパイクは『フィット』のウルトラシートに近い感じで床下格納されるワンモーションダイブダウンリアシートが与えられている。

さらに、荷室長も最大で2mを超えるスペースをつくりだすことができるし、反転フロアボードや、リアサイドユーティリティと名付けられた多彩な収納スペースなど、FLEXにはない数々の特徴を持っている。

こうなっていたほうが多くの人にとって、シートが3列あることよりも、前記の「いざというときに重宝する」の意味するものが、はるかにバリエーションがワイドになると思う。

ただし、スパイクの後付け感の強いエクステリアは、個人的にはあまり好きになれず……

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★

岡本幸一郎|モータージャーナリスト
1968年富山県滑川市生まれ。学習院大学卒業後、生来のクルマ好きが高じて自動車メディアの世界へ。自動車情報ビデオマガジンの編集部員、自動車専門誌の記者を経てフリーランスとして独立。ユーザー目線に立った視点と、幅広い守備範囲を自負し、「クルマ好きのプロ」として、近年はWEB媒体を中心に活動中。レスポンスの試乗コメントでは、他媒体では諸事情で書きにくい「本音」も吐露!?

《岡本幸一郎》

岡本幸一郎

1968年、富山県生まれ。学習院大学を卒業後、自動車情報映像の制作や自動車専門誌の編集に携わったのち、フリーランスのモータージャーナリストとして活動。幅広く市販車の最新事情を網羅するとともに、これまでプライベートでもスポーツカーと高級セダンを中心に25台の愛車を乗り継いできた経験を活かし、ユーザー目線に立った視点をモットーに多方面に鋭意執筆中。日本自動車ジャーナリスト協会会員。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

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