ホンダ米国新車販売、反動で30%の大幅減…8月実績

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米国ホンダは1日、8月の新車セールスの結果をまとめた。総販売台数は10万8729台で、前年同月比は30%減(季節調整済み)。2か月連続で前年実績を下回った。

ホンダブランドの乗用車系では、主力車種の『アコード』(日本名:『インスパイア』)が前年同月比34.2%減の2万5148台と、2か月連続のマイナス。そのうち、09年11月に発売された『アコードクロスツアー』は、2642台だ。『シビック』も45.2%減の2万2803台と、2か月連続で前年実績を下回った。

『フィット』は前年同月比51.3%減の6363台と、4か月連続のマイナス。09年4月に米国市場へ投入された『インサイト』も、50%減の2030台と大幅に落ち込んだ。新型ハイブリッドスポーツ、『CR-Z』は694台を販売した。

ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系では、大型SUVの『パイロット』が前年同月比13.1%増の8484台と、6か月連続のプラス。モデル末期の『オデッセイ』も、8.7%増の9306台と健闘している。

その一方、主力車種の『CR‐V』は1万9451台をセールス。前年同月比は33.2%増と、6か月ぶりに前年実績を割り込んだ。

アキュラブランドの乗用車系では、『RL』(日本名:ホンダ『レジェンド』)が前年同月比34.7%増の193台と3か月連続の前年実績超え。しかし、主力の『TSX』は14%減の2419台にとどまり、6か月ぶりのマイナス。『TL』も0.2%減の2882台と、5か月連続のマイナスとなった。

SUVでは、09年12月にマイナーチェンジを受けた『MDX』が、前年同月比61.8%増の4386台と8か月連続で増加。『RDX』も75.1%増の1226台と、7か月連続でプラスとなった。09年12月に発売された新型『ZDX』は、428台を登録している。

米国ホンダのジョン・メンデル副社長は、「10年1~8月実績は、前年同期比1.5%増の81万5075台を維持」とコメント。8月の30%の大幅減は、あくまでキャッシュ・フォー・クランカーの反動とのスタンスだ。

《森脇稔》

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