BMWグループ米国販売1.6%減、BMWブランドは1.6%増…8月実績
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BMWブランド単独では前年実績をクリア。前年同月比1.6%増の1万9540台を販売した。その内訳は、乗用車系が3.1%減の1万5422台、ライトトラック系(SAV=スポーツ・アクティビティ・ビークル)が24.4%増の4118台だ。
乗用車系では、主力車種の『3シリーズ』が前年同月比15.2%減の8339台と落ち込んだ。新型を投入した『5シリーズ』も、13.8%減の3047台と息切れ。そんな中、『1シリーズ』は52.5%増の1394台、『7シリーズ』は42%増の1224台、『Z4』は119.6%増の1201台と好調だった。
SAVでは、マイナーチェンジを受けた『X5』が、前年同月比21.4%増の2786台と人気。モデル末期の『X3』も33.1%増の892台と支持された。『X6』も27.9%増の440台を売り上げている。
MINIブランドは、前年同月比13.4%減の4425台。『MINIクーパー/クーパーS』が、9%増の3317台とセールスを伸ばした。
BMWグループの今年1‐8月米国新車販売は、前年同期比5.6%増の16万8940台。BMWオブノースアメリカのジム・オドネル社長は、「今年下半期は上半期よりも米国市場の勢いは衰える」と予想したうえで、「競合他社との販売の差は縮小している」と述べた。
《森脇稔》