【高速道路新料金】無料化にアクセルか 馬淵氏国交相就任

自動車 社会 政治
初登庁した馬淵国交大臣(17日20時・国交省) 撮影=中島みなみ
初登庁した馬淵国交大臣(17日20時・国交省) 撮影=中島みなみ 全 1 枚 拡大写真

菅改造内閣で外務大臣に就任した前原誠司氏前国交相の後任に、副大臣の馬淵澄夫氏が昇格した。内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策)を兼任する。

馬淵氏は09年8月の政権交代直後に国交副大臣に就任。鳩山内閣から菅内閣に移った後も、前原氏とともに国土交通省に留まった。

馬淵氏といえば、高速道路無料化の急先鋒。8月末に支援者向けに開催した講演会で、概算要求で具体化した無料化社会実験予算案について、「ぜんぜんやる気ないじゃないか。このようにお叱りをいただくような中身だと思ってます」と、評した。

政務三役がいっしょになって作り上げた要求なのだから、大臣になったからやり直して増額しますというわけにもいくまい。しかし、トップに立った以上、これまでのように「私の力で超えられないこともある」と言い訳するわけにもいかない。限られた社会実験予算でどこまで実を上げることができるか。また、上限料金制についての議論も次期国会では進めなければならない。

むしろ無料化に反対する逆風が強い中で、馬淵氏がライフワークとする高速道路無料化へのロードマップを完璧な物にすることができるか。真価が問われる。

●馬淵澄夫国土交通大臣の略歴
1960年8月23日生まれ。50歳。横浜国立大学工学部土木工学科卒。03年11月衆議院初当選(奈良1区)。民主党国対副委員長、政調副会長などを経て、09年9月に国交副大臣就任。当選3回。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  4. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  5. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る