【福祉機器展10】頭の形をスキャンして洗髪するロボット…パナソニック
自動車 ビジネス
企業動向

電動ケアベッドは、従来の電動介護ベッドと同様の背上げ・ひざ上げ・高さ調節などの機能を持ちながら、ベッドの半分が車いすユニットとして機能する。ベッド本体と車イスユニットの分離・合体がスムーズに行えるため、移乗を簡単・安全に行うことが可能となる。介護が必要な人と介護する人両方の負担やリスクを軽減できる。ロボット技術で培ってきた機構部品の工夫やモータ数の削減で、単純・安全な分離・合体機構を実現した。
また、洗髪ロボットはロボットハンド技術を応用、手洗い・泡洗浄を合計16の指先で洗髪するロボット。頭の形を予めスキャニングし、いろいろな形の頭に対して最適な力加減で頭全体をマッサージしながら洗浄動作する。個人ごとのデータもメモリ登録可能で、毎日の洗髪ニーズにも対応する。
同社は今後もこれら機器の開発を加速し、介護を必要とする人に安心・安全な生活サポートを提供していくとしている。今回の開発品は9月27日から東京ビッグサイトで開催される第37回国際福祉機器展に参考出品する。
《レスポンス編集部》