NTT、「映像ハンドリング技術」を実験開始…eラーニングの可能性広げる

自動車 ビジネス 国内マーケット
SceneKnowledge(シーンナレッジ) SceneKnowledge(シーンナレッジ)
SceneKnowledge(シーンナレッジ) SceneKnowledge(シーンナレッジ) 全 3 枚 拡大写真

 NTTナレッジ・スクウェアと日本電信電話(NTT)は29日、NTTナレッジ・スクウェアのeラーニングサイト「N-Academy」上で、eラーニングの可能性をひろげる「映像ハンドリング技術」を適用した共同実験を行い、商用環境での有効性ならびに実用性を検証することを発表した。

【画像全3枚】

 「映像ハンドリング技術」は、映像素材を加工することで映像コンテンツ中の重要な箇所をわかりやすく提示し、より内容の理解を深めることを可能にする技術。今回の実験では、NTTのサイバーソリューション研究所が開発した「SceneKnowledge」 (シーンナレッジ)と、「CyberCoaster」(サイバーコースター)を提供する。

 「SceneKnowledge」(シーンナレッジ)は、映像に含まれるノウハウやナレッジを発見、共有することを目的として、映像をまとまりのある単位(シーン)ごとに分割し、シーン単位あるいはフレーム単位でコメントを付与できる掲示板を作成する技術。これにより、シーン単位で映像を繰り返し再生したり、コメントが多く付与されている部分の映像を素早く再生することができる。映像の各シーンとそれに付随するコメントが連動しているので、相互の参照や検索が容易にでき、必要なシーン、重要なシーンを素早く見つけ出せる。

 「CyberCoaster」(サイバーコースター)は、映像コンテンツの中にあらかじめ埋め込まれた「矢印」に沿ってマウスポインタをドラッグすることで、その矢印に関連づけられた部分の映像を操作できる技術。これにより、自分自身で映像中の物体を動かしているような印象を得ることができ、特にゴルフのスウィングなど動作の学習において有効であると考えられている。

 「映像ハンドリング技術」の共同実験では、NTTナレッジ・スクウェアがN-Academyのコンテンツおよびプラットフォームを提供し、利用動向調査や利用者アンケートを実施しビジネス性を評価する。NTTは、映像ハンドリング技術を提供し、商用環境における同機能の操作性および有効性を検証する。

 今回「映像ハンドリング技術」を適用するコンテンツには、マジシャンMr.マリックが本格的なマジックを教える講座「Mr.マリック マジシャン養成スクール」、プロゴルファー片山晋呉選手の専属コーチも務める谷将貴氏がスウィングの指導をする講座「谷将貴 SPH internet golf school」、鈴山キナコ氏がクレイ(粘土)によるスイーツデコを体系的に教える講座「鈴山キナコ スイーツデコ講座」がある。

 実験期間は、2010年9月29日~2011年3月31日を予定。 第1期が2010年9月29日から2010年12月、第2期が2011年1月から2011年3月31日となる。第2期は、第1期の内容にさらに機能を追加する予定とのこと。第2期の開始日については、「N-Academy」サイトにて事前告知される。「N-Academy」サイトで、無料会員登録を行うと、無料体験講座を受講できる。

NTTグループ、eラーニングの可能性を広げる「映像ハンドリング技術」の実験を開始

《池本淳@RBBTODAY》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  4. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  5. アバルト最初のSUV『パルス』、Netflix『ストレンジャー・シングス』仕様をブラジルで限定発売…隠し装備も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る