ロータスカーズは、9月30日に開幕したパリモーターショーにおいて、『シティカーコンセプト』を初公開した。
同車はロータスカーズの関連会社、ロータスエンジニアリングが開発した最新のシリーズハイブリッド技術を搭載。4シーター、3ドアハッチバックの小型プラグインハイブリッド車の提案だ。
シティカーコンセプトは、モーターによる後輪駆動走行が基本。リアアクスルに置かれるモーターは、最大出力220ps、最大トルク24.5kgmを引き出し、1400kgの同車を、最大60kmゼロエミッション走行させる。0-100km/h加速は9秒、最高速は170km/hの実力だ。
2次電池は、蓄電容量14.8kWhのリチウムイオンバッテリー。バッテリー残量が少なくなると、ボンネット内の1.2リットル直列3気筒エンジン(48ps)が始動。ジェネレーターを回してモーターに電力を供給するとともに、バッテリーの充電を行う。これにより、最大航続距離は500kmまで伸びる。燃料はガソリンだけでなく、メタノールやエタノールも使用できる。
またシティカーコンセプトは、外部電源からも充電できるプラグインハイブリッド車。CO2排出量は60g/kmと高い環境性能を実現する。
ロータスは今年のパリモーターショーにおいて、『エスプリ』『エリート』『エラン』『エリーゼ』『エテルネ』と、一挙5台のプロトタイプを公開し、その市販時期を明示した。ロータスによると、このシティカーコンセプトは、2014年の市販を目指しているという。