フォード クーガ、戦略的価格で国産SUV乗換え需要ねらう

自動車 ニューモデル 新型車
クーガ
クーガ 全 6 枚 拡大写真

フォード・ジャパン・リミテッドは5日より新型コンパクトSUV『クーガ』の販売を開始した。日本市場における主力であるSUVモデルの拡充を図るとともに、335万円からという戦略的な価格を設定し、国産SUVからの乗り換え需要の獲得をめざす。

現在フォード・ジャパンの主力モデルはSUVの『エスケープ』と『エクスプローラー』で、それぞれ年間700〜1000台を販売している。価格帯でみると、エスケープが255万円から、エクスプローラーが398万円からとなっており、今回335万円からのクーガを追加することで、これまで獲得できていなかった顧客層を取込む考えだ。

想定するライバルは日産『ムラーノ』やトヨタ『ハリアー』といった国産プレミアムSUV。同社は、「これら国産プレミアムSUVも、販売当初は個性的なデザインが魅力だった。しかし今では街に溢れてしまっており、その魅力は薄らいでしまっている。クーガの個性的なデザインは、こうしたクルマを望むユーザーにとって大きなインパクトとなるのでは」と期待をこめる。

クーガの特徴はデザインだけでなく、欧州複合モードで9.7km/リットルを実現する新世代2.5リットルターボエンジン、インテリジェントAWDや横転を防止するARM、統合的に各乗員保護装置を機能させるインテリジェントプロテクションシステムなど高い安全技術を標準装備としている点にある。「まさに戦略的価格。インテリアの質感なども含め、装備内容を見ていただければ、高い満足感を感じてもらえるでしょう」と胸を張る。

販売目標台数は年間1000台。エスケープからのクラスアップや、エクスプローラーからのダウンサイズを望む顧客だけでなく、国産SUVからの乗り換え層にアピールし、総販売台数の純増をねらう。

《宮崎壮人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【三菱 デリカミニ 新型】インテリアはバージョン0.8から「2.0」に進化! 専用開発で実現した“らしさ”とは
  2. トヨタ『アクア』がプリウス顔に大変身! 一部改良モデルが発売、248万6000円から
  3. 「ほぼ未使用」のスーパーカー20台、匿名バイヤーに一括売却へ その総額は…
  4. あのホンダ『エリシオン』が中国で生きていた! 新グリル採用の新型、約515万円から発売
  5. ヤマハのネオレトロ『XSR900』、外装キットが国内20%超の装着率で「嬉しい誤算」その理由とは?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る