【ホンダ フィット 一部改良】グレードごとのキャラクター作り

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グレードにより異なるキャラクターを与えられたフィット。デザインにも個性を持たせる
グレードにより異なるキャラクターを与えられたフィット。デザインにも個性を持たせる 全 8 枚 拡大写真

ホンダの基幹車種である『フィット』がマイナーチェンジした。特に今回はグレードごとの個性を明確化したことが特徴のひとつとして挙げられる。

そのエクステリアデザインを担当した、本田技術研究所四輪R&Dセンターデザイン開発室第1ブロック1スタジオ中原潤さんは、大きくは2つの顔に分類されるという。「『インサイト』や『FCXクラリティ』に代表されるような先進顔というのを踏襲したバンパー(ハイブリッド、15X、ノーマル)と、RSのスポーツバンパーです。これで大きく2つのキャラクターを作っています」という。

次はハイブリッド、15X、ノーマルをどのように差別化するか。「グリルをはじめとする既存品の、色や質感の違いで表現しています」と中原さんはいう。「具体的にはハイブリッドのヘッドライトは同じデザインですが、メッキ化。グリルについてもメッキとブルークリアのアクリルカバーを採用し、これらで先進差を強調しています」。

次に「15Xはフロントグリルをメッキグリルにすることでインゴット感、塊感と上質感を分かりやすく表現しました。リアライセンスガーニッシュも同様です」という。最後にノーマルは「フロントグリルをメッシュにすることと、ヘッドライトをシルバー塗装にすることで、マイナー前より目がくりっと見えるようにデザインをしています」と話し、差別化の具体例を語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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