トヨタ自動車がハイブリッドだけでなく、EVの分野でも世界トップメーカーを目指して取り組みを強化していくことが分かった。
米国の自動車メディア、『Edmunds.com』によると、トヨタの豊田章男社長は6日、米国ラスベガスで開催された販売関係者向けミーティングで講演。同社長は、「我々はハイブリッド、プラグインハイブリッド、EV、燃料電池車のラインナップを拡大する。環境対応車分野でのトップを目指す」と宣言したという。
『プリウス』の世界累計セールスが200万台に到達するなど、ハイブリッド車の販売に関しては、世界ナンバーワンのトヨタだが、EVに関しては出遅れている感は否めない。EV分野で先行する日産は、年内に新型EVの『リーフ』を日米で発売する。
トヨタにとって、EV開発のキーポイントとなるのが、米国テスラモーターズとの連携だ。両社は今年7月、『RAV4』をベースにしたEV試作車を共同開発し、2012年の市販に向けてテストを行うと発表。これを足がかりに、EV分野での攻勢を強めていくと見られている。