二輪車問題を与野党議連の代表者が、初の本格討論

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松木農林政務官(右端)と松浪元厚労政務官(左端)がオートバイ交通環境について熱弁をふるう 提供=BS11
松木農林政務官(右端)と松浪元厚労政務官(左端)がオートバイ交通環境について熱弁をふるう 提供=BS11 全 1 枚 拡大写真

民主党と自民党の二輪車関係議員連盟を代表する2人の論客が、衛星放送の政治・経済討論番組『FACE』(衛星放送BS11)に登場。オートバイを巡る交通環境について熱弁をふるった。

出演者は、民主党の松木けんこう農林水産政務官と自民党の松浪健太元厚生労働政務官。松木氏は「民主党二輪車ユーザーを支援する議員連盟」幹事長であり、松浪氏は「自民党オートバイ議員連盟」事務局長。

「これでいいのか バイク環境 ~二輪駐車問題、原付免許制度改定など~」をテーマに語った。オートバイの交通環境問題が与野党が垣根を超えて話し合われることは、とても珍しい。

整備が進まない二輪車駐車場問題や、二輪車通行禁止道路など、乗用車では考えられない二輪車固有の課題が論じられた。

特に松浪氏が強調したのは、排気量50cc以下に運転が限定された原動機付自転車免許の扱い。例えば普通免許所持者に講習を義務づけるなどして自動二輪車との区分を排気量125cc以下に緩和し、世界標準に近づけるべきなどとし、松木氏は「オートバイという共通のテーマで、お互いに話し合いを続けていこう」と、同調する場面があった。

松木氏は、青春時代の思い出をオートバイで作り、松浪氏は議員会館にヘルメットを飾るほどの現役ライダーだ。

両者の討論のきっかけを作ったのは、BS11の二木啓孝解説委員。二木氏の趣味もオートバイで、日頃ライダーとして感じている疑問をきっかけに、両者に出演を呼びかけた。

ほかに、同チャンネルのオートバイ番組「MOTORISE」編集長の近藤健二氏が出演する。

収録は12日に行われた。17日18時から約1時間放送される。

《中島みなみ》

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