【ロサンゼルスモーターショー10】サーブの新クロスオーバー、9-4X デビュー

自動車 ニューモデル モーターショー
9-4X
9-4X 全 10 枚 拡大写真

サーブは18日、新型『9-4X』の概要を明らかにした。実車は11月17日に開幕するロサンゼルスモーターショーで披露される。

9-4Xは、米国を中心に成長を続けるミッドサイズクロスオーバー市場へ投入される新型車。2008年1月のデトロイトモーターショーで公開した『9-4Xバイオパワーコンセプト』から約3年を経て、ようやく市販モデルが登場する。

9-4Xは、サーブのラインナップでは、『9-3X』と『9-5』の中間の位置づけ。スタイリングのモチーフは、2006年3月のジュネーブモーターショーで披露した『エアロXコンセプト』に求められ、新しいスカンジナビアンデザインの形を表現した。

エンジンは、V6ガソリン2機種。直噴3.0リットルのNAエンジンは、最大出力265psを引き出し、0-100km/hを9秒で駆け抜ける。「エアロ」グレードには、2.8リットルターボを用意。最大出力300ps、最大トルク40.8kgmとパワフルで、0-100km/h加速は8.3秒の実力だ。

トランスミッションは、6速AT。駆動方式は、「サーブXWD」と呼ばれる4WDで、リアにeLSDを組み込み、路面状況や走行シーンに応じて、前後で駆動力配分を行う。エアロに標準の「サーブ・ドライブセンス」は、コンフォート、スポーツ、エコの3モードが切り替えられる。

室内は、大人5名に十分な空間を確保。サーブの伝統である航空機のコクピットスタイルのインパネは健在だ。後席は60対40の分割可倒式で、ワンアクションでフラットなスペースが作り出せる。

新型9-4Xは、北米では2011年5月、欧州などその他の市場では同年8月に販売開始。サーブのヤン・オーケ・ヨンソンCEOは、「9-4Xはサーブブランドの新しい価値を提案するモデル。サーブに新しい顧客を呼び込むだろう」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  2. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  3. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る