日野自動車は19日、消防車のブレーキドラムカバーに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、1990年2月1日~2010年2月3日に製作された384台。
後後軸のブレーキドラムカバーのシール性が不足しているため、雨水等がブレーキドラム内に侵入。長時間駐車ブレーキをかけた状態が続くと、錆によってブレーキドラムとブレーキライニングが貼り付き、駐車ブレーキを解除してもブレーキがロックしたままタイヤを引き摺り、タイヤがバーストするおそれがある。
全車両、ブレーキドラムカバーを対策品と交換する。
不具合発生件数は3件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。